
ローソンの「MACHI café」でアイスコーヒーを買ったら、フタ(蓋)が変わったことに気づきましたか?
以前のストローを挿すタイプと違って、なんだか飲み口の形状が新しいですよね。実は私、最初どうやって飲むのかちょっと戸惑いました…。ネットで「ローソン アイス コーヒー 蓋」と検索してみると、同じように感じている人が結構いるみたいです。
特に、「漏れる」「こぼれる」といった声や、「上手な飲み方が知りたい」「いつから変わったの?」「開け方がわからない」という疑問が多いようです。
確かに、この新しい蓋にはちょっとした「コツ」がいるみたいで…。飲み方のコツを知らないと、うっかりこぼしてしまって、せっかくのコーヒータイムが台無しになってしまうかもしれません。
そこでこの記事では、ローソンの新しいアイスコーヒーの蓋について、私が個人的に調べたり試したりした「漏れない飲み方のコツ」や、「なぜこの形に変わったのか」という理由を、できるだけわかりやすくまとめてみようと思います。
ポイント
- 新しい蓋に変わった時期と対象商品
- コーヒーが漏れる原因と具体的な対策
- 新機能「香り窓」の楽しみ方
- ストロー廃止の理由と他社との違い
ローソンのアイスコーヒー蓋の飲み方と漏れ対策
まず一番気になるのが、「どうやって飲むの?」そして「なぜ漏れるの?」という核心的な部分ですよね。私も最初は本当に不安でした…。ここでは、新しい蓋の基本的な仕様と、多くの方が悩んでいる「漏れ」を防ぐための実践的な飲み方のコツについて、詳しく見ていきたいと思います。
新しい蓋はいつから変わった?
この特徴的な新しい蓋(リッド)ですが、ローソンの公式サイトなどの情報を見ると、2023年の11月13日(月)から順次導入が開始されたようです。
ただ、日本全国で一斉にスタートしたわけではなく、最初は東北、北関東(栃木、群馬、茨城)、中四国、沖縄といった約3,600店舗で先行導入されたみたいですね。その後、2024年3月ごろまでに全国の「MACHI café」導入店舗へ順次拡大された、という流れのようです。
なので、最近ローソンでアイスコーヒーを買って「あれ?蓋が変わった」と感じた方は、この全国展開が完了した後のタイミングだった、ということかなと思います。
新しい蓋(自動開口リッド)の対象商品
この新しい「自動開口リッド」が使われているのは、以下の商品です。
- MACHI café アイスドリンク (S)サイズ
- MACHI café アイスドリンク (M)サイズ
(※注記:メガサイズや、ホットドリンクは、この蓋の対象外です)
SサイズとMサイズ限定なんですね。この点は注意が必要かもしれません。
新しい蓋が漏れる原因とは
この新しい蓋、ストローがなくて環境に優しい(エコ)なのは素晴らしいんですが、一方で「漏れる」「こぼれる」といった声がネット検索すると出てくるのも事実みたいです。
私も最初は、飲み口じゃないところから垂れてきそうで、ちょっとヒヤヒヤしながら飲みました…。なぜ漏れやすいのか、蓋のメカニズムから考えられる原因をいくつか推測してまとめてみます。
原因1:唇の押し当て(圧力)が足りない
この蓋の最大の特徴は、唇を飲み口に軽く押し当てると、その圧力で飲み口と「香り窓」が「自動で開く」という仕組み(すごい技術ですよね!)。
でも、この押し当てる力が弱すぎると、飲み口が中途半端にしか開かない状態になるみたいです。完全に開いていないと、その半端な隙間からコーヒーが意図せず漏れ出してしまったり、逆にうまく出てこなかったり…ということがあるようです。
原因2:唇の当て方が均一じゃない
飲み口として設計されているエリア全体に、均等に唇(特に上唇)を当てるのが理想なんですが、例えば唇の端っこだけとか、一部だけで飲もうとするとどうなるか…。
おそらく蓋が設計通りにパカッと開かず、部分的に歪みや隙間が生じて、そこから漏れる原因になるんじゃないかなと思います。
原因3:急にカップを傾けすぎる
これが一番「あるある」かもしれません。以前のストロータイプや、単に穴が開いているタイプの蓋と同じ感覚で、特に飲み始めにグイッとカップを傾けると危険かも。
自動で開いた飲み口から、思った以上の量のコーヒーが一気に流れ出して「あふっ!」ってなるパターンですね。白いシャツや車のシートにこぼしたら…想像するだけで最悪です…
原因4:そもそも蓋がしっかり閉まってない
これは新しい蓋に限った話ではないですが、一番基本的で見落としがちな原因ですね。
蓋がカップの縁(ふち)に対して水平に、奥まで「カチッ」としっかりはまっていない場合。この「嵌合(かんごう)不良」が起きていると、飲み口がどうこう以前に、カップと蓋の隙間からダラダラと漏れてきます。商品を受け取った時に、まず確認するのが大事ですね。
漏れない上手な飲み方のコツ
じゃあ、どうすればあの新しい蓋で、華麗に(笑)コーヒーをこぼさずに飲めるのか? 私なりに実践してみて「これだ!」と思った「上手な飲み方のコツ」を、4つのステップで紹介します。
【実践版】漏れないための4ステップ
- 飲む前に「蓋の嵌合(かんごう)確認」まず、商品を受け取ったら、蓋がカップの縁全体に均等に、しっかり「カチッ」とはまっているかを確認します。特に車内などで飲む前は、蓋のフチを指で軽く一周するように軽く押し、しっかり閉まっていることを確認すると安心です。
- 唇の当て方は「点」ではなく「面」で飲み口(唇が当たるように設計された半月状のエリア)に、上唇全体を均等に、軽く押し当てるのが最大のコツです。「点で押す」のではなく、「面で密着させる」イメージですね。
- 傾け方は「ゆっくり」と慎重に唇を当てて飲み口と香り窓が開いたのを感じたら、カップはゆっくり傾け始めます。特に飲み始めは、「どの程度傾ければ、どれくらいの量が出るか」を慎重に確かめながら、自分のペースで飲むのが一番重要です。
- 飲み終わりも「ゆっくり」と動作する飲むのをやめるとき、急に唇を離すと、開口部に残ったコーヒーが垂れることがあるかもしれません。まずカップを水平に戻してから、ゆっくり唇を離すようにすると、最後まできれいに飲めるかなと思います。
この手順、特に「面で当てる」「ゆっくり傾ける」の2点を意識するだけで、私はこぼすことがほぼ無くなりました!最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば自然にできるようになると思います。
自動開口部の開け方と香り窓
この新しい蓋のすごいところは、ただ「ストローなしで飲める」だけじゃないんですよね。
「自動開口部」は、さっきの「飲み方のコツ」でも触れたように、上唇で飲み口エリアを軽く押し当てることで開きます。内部に可動式のメカニズムが採用されているそうです。
そして、その圧力で飲み口が開くと同時に、もう一つの「窓」が連動して開く設計になっているんです。
それが、「香り窓(あろままど)」です!
この「香り窓」は、位置的にもちょうど鼻に近い部分にあって、飲む動作と連動して開くことで、カップ内部のコーヒーのアロマ(香り)が直接鼻に届くようになっているんです。プラスチック削減だけでなく、コーヒーの「飲用体験(UX)」そのものを向上させようという、すごい工夫ですよね。
「香り」の恩恵を受けるための注意点
ここで一つ注意点。「漏れないように…」と意識しすぎるあまり、唇の押し当て方が弱すぎると、飲み口だけじゃなく、連動する「香り窓」も十分に開かない可能性があります。
そうすると、せっかくの「香り」の恩恵を受けられないかも…。
漏れにはもちろん注意しつつも、設計通りにしっかり開口させて、豊かなアロマを楽しむのが、この蓋の正しい(?)楽しみ方かなと思います。
ストローなしの理由と環境配慮
「なんでわざわざこんな複雑な蓋に?」「以前のストローを挿すタイプのままで良かったのに」「ストローを無くしたのはなぜ?」と疑問に思うかもしれません。
やっぱり一番の理由は、近年よく耳にする環境配慮(サステナビリティ)のようですね。プラスチックごみを減らそう、という世界的な大きな流れの一環です。
この新しい「ストロー不要リッド」は、これまでの蓋と比べて、1個あたり約0.4gのプラスチック使用量を削減しているそうです。0.4gと聞くと「それだけ?」と感じてしまうかもしれませんが、これが全国のローソンで使われると…すごい量になります。
なんと、この蓋の変更だけで、年間で約48トンものプラスチック削減に繋がる見込みなんだとか!(出典:ローソン公式サイト「『MACHI café(マチカフェ)』アイスドリンクの上蓋を変更」)
ローソンの継続的な取り組み
今回の蓋の変更は、ローソンが一時的に始めたものではなく、以前から継続している大きな流れの中の「最新ステップ」という位置づけのようです。
- 2019年から: 「MACHI café」のアイスメニュー用カップを、従来のプラスチック製から「紙製」に順次変更。
- 並行して: ストローを使わずに飲める蓋(今回の新型以前のものも含む)への変更も推進。
これらの過去の取り組み(紙カップ化、ストロー不要リッド導入)によって、ローソンは累計で約3,220トン(!)ものプラスチックを既に削減しているそうです。年間48トンの削減も、この大きな努力の積み重ねなんですね。
他にも、タンブラー(マイボトル)を持参すると10円引きになるサービス(これは2011年のMACHI café導入当初から!)や、オリジナル飲料のペットボトルを100%リサイクル素材に変更するなど、色々な取り組みをしているみたいです。
ローソンのアイスコーヒー蓋の変更と他社比較
ローソンの新しい蓋について深掘りしてきましたが、ここでちょっと視点を広げてみます。「じゃあ、メガサイズはどうなの?」「ホットは?」「他のコンビニ(セブンイレブンやファミリーマート)の蓋はどうなっているの?」といった、関連する疑問も気になったので、比較してみました。
メガサイズは対象外なので注意
まず、ローソンでの注意点として、もう一度確認です。
この「自動開口リッド」が採用されているのは、アイスドリンクの (S)サイズ と (M)サイズのみです。
メガサイズは対象外!
あのアイスコーヒーの「メガサイズ」や、そもそも「ホットドリンク」全般は、この新しい自動開口リッドの対象外となっています。
メガサイズを頼んだ時に「あれ?蓋が違う。いつもの(ストロー挿すやつだ)」となっても、それは間違いではないので安心してください(笑)。
メガサイズはまだ従来のストローを挿すタイプが使われていることが多いかなと思います。まあ、あの大きなサイズで直飲みは、確かにちょっと大変そうですよね…。重さもありますし、飲み切るまでに時間もかかりますし、ストローの方が利便性が高いという判断なのかもしれません。
ホット用リッドとの違い
当然ですが、今回話題にしているのは「アイスコーヒー」用の蓋なので、ホットコーヒー用の蓋とは全く違います。
ホット用は、熱い飲み物を少しずつ飲むための、小さな飲み口が最初から開いている(あるいは自分で開ける)タイプが一般的ですよね。今回の「自動開口」や「香り窓」といった複雑なメカニズムは、あくまで冷たいアイスドリンク(S/M)専用のものです。
時々、「ローソンの蓋が紙になった」という話を聞くかもしれませんが、それはまた別の話になりますね。
紙の蓋は実証実験段階
「ローソンの蓋が紙になった」という情報の正体は、おそらくこれですね。
ローソンは、ホットコーヒー(S)サイズ用の蓋を、従来のプラスチック製から「紙製」に変更する実証実験を、2023年6月ごろから一部店舗(環境配慮型のフラッグシップ店舗である「グリーンローソン」など)で行っていたようです。
なので、私たちが今話しているアイスコーヒー用の「自動開口リッド」(これはプラスチック製)とは、対象商品(ホット/アイス)、導入状況(一部実験/全国展開)、素材(紙/プラ)が全く異なる、別の取り組みです。
情報の整理(混同注意)
- アイス(S)(M)用(全国): プラスチック製・自動開口リッド(今回の話)
- ホット(S)用(一部店舗・実験): 紙製リッド(別件)
情報が混ざりがちですが、こうして整理するとスッキリしますね。
セブンの蓋との違いを比較
では、強力なライバルであるセブンイレブンはどうでしょうか。
セブンイレブンのアイスコーヒーの蓋も、ストロー不要で直飲みできるタイプが主流ですよね。ただ、ローソンのような「自動開口」や「香り窓」といった複雑なメカニズムは採用されておらず、シンプルな「開放口」タイプが多かったかなと思います。
以前(2015年頃?)、セブンのホットコーヒーの蓋について、その「口当たりの良さ」や「プラスチック臭がしない」といった機能性が、一部で高く評価されていた記憶があります。
飲用体験(UX)のアプローチの違い
これは私の推測ですが、蓋が提供する「飲用体験(UX)」のアプローチが違うのかもしれません。
- ローソン: 「香り窓」というギミックで、嗅覚(アロマ)に訴えかける体験価値を追求。
- セブンイレブン: 蓋の素材や形状で、触覚(口当たり)の良さや飲みやすさを追求。
どちらが良いというよりは、「機能性(香り)とエコ」のローソンと、「シンプルな使いやすさと口当たり」のセブン、という感じで、開発の思想が違うのかもしれませんね。
ファミマの蓋との違いを比較
ファミリーマートも、かなり面白い、というかラディカルな取り組みをしているようです。
ファミマは、ローソンやセブンとはまた違ったアプローチで、2023年2月ごろから本社店舗などで「完全紙カップ(the good cup)」という実証実験をしていたみたいです。
これは、なんとカップと蓋が一体型になった紙製のカップだそうで、プラスチック製の蓋そのものを無くしてしまおう、という発想ですね。もしこれが全店展開された場合、プラスチック削減効果は年間約250トンにもなる見込みだとか…。ローソンの蓋変更(年間約48トン)と比較しても、その削減ポテンシャルの大きさが分かります。
ローソンが「蓋」という部品(コンポーネント)の改善を進めているのに対し、ファミマは「蓋とカップの一体化・完全紙化」という、より抜本的な構造変更もテストしている、という違いがあって非常に面白いなと思います。
コンビニ3社のアプローチ比較(アイスコーヒー・エコ関連)
各社の取り組みを大まかにまとめてみました。(※2024年時点の情報を元にした私個人の整理です)
| コンビニ | 主なアプローチ(アイス) | 特徴 |
|---|---|---|
| ローソン | 機能性リッド(自動開口・香り窓) | ・プラ削減(約48トン/年)
・「香り」という体験価値向上 |
| セブンイレブン | シンプルリッド(開放口) | ・ストロー不要
・シンプルな使いやすさ |
| ファミリーマート | 完全紙カップ(実証実験) | ・蓋とカップが一体化(紙製)
・プラ削減ポテンシャル大(約250トン/年) |
ローソンのアイスコーヒー蓋の情報を総まとめ
最後に、この記事の結論として、ローソンの新しいアイスコーヒーの蓋について、大事なポイントをもう一度おさらいします。
いろいろと詳しく見てきましたが、結局のところ「どうすればいいの?」という点を簡潔にまとめます。
ローソン新リッド まとめ(これが大事!)
- 対象商品: アイスドリンクの (S)サイズ と (M)サイズ のみ。(メガ・ホットは対象外)
- 蓋の特徴: 唇を当てると「自動で開く」。同時に「香り窓」も開いてアロマが楽しめる。
- 漏れる主な原因: 唇の圧力が弱い(半開きになる)、または急に傾けすぎ(一気に出る)。
- 最強の飲み方コツ: 「上唇全体(面)で押し当て、カップはゆっくり傾ける」。
- 変更の理由: ストロー不要化によるプラスチック削減(年間約48トン)。
この新しい蓋は、単にストローを無くしただけでなく、環境に配慮しつつ、さらにコーヒーの「香り」という新しい楽しみ方を提案してくれる、ローソンの意欲的な工夫が詰まったものだということが分かりました。
最初は「飲みにくいかも?」「こぼしそう…」と戸惑うかもしれませんが、「唇全体で、ゆっくり傾ける」という、たった2つのコツさえ掴めば、誰でも快適に、そして(ここが重要)以前よりも豊かにコーヒータイムを楽しめるようになるかなと思います。
ぜひ次にローソンでアイスコーヒーを買うときは、この新しい蓋の「香り窓」のギミックも意識しながら、MACHI caféの美味しいコーヒーを味わってみてくださいね。