
ちょっと一息つきたいけど、時間帯が夜だったり、カフェインの摂りすぎが気になったりすること、ありますよね。そんな時、「コンビニで手軽にカフェインレスコーヒーが飲めたらな」と思う方は多いんじゃないでしょうか。
最近、ローソンでカフェインレスのドリンクが買えると聞いて、気になっている人もいるかもしれません。でも、実際のところローソンのカフェインレスってどんなメニューがあるのか、味は美味しいのか、値段やカロリーはどうなのか、気になりますよね。それに、マチカフェでの買い方ってちょっと複雑そう…とか、妊婦や授乳中でも飲んでいいのか、といった不安もあるかもしれません。
この記事では、そんなローソンのカフェインレスコーヒーに関する様々な疑問について、実際に飲んでみた感想も交えながら、詳しく解説していきますね。
ポイント
- ローソンのカフェインレス全メニューの値段と特徴
- ホット・アイス・カフェラテの味と口コミ
- マチカフェでの簡単な注文方法
- カフェイン除去方法や妊婦さんが飲む際の注意点
ローソンのカフェインレスコーヒー全種類ガイド
まずは、「ローソンのカフェインレスって、具体的にどんなのがあるの?」という基本情報からチェックしていきましょう。実は、他のコンビニと比べても、ローソンはカフェインレスにかなり力を入れているんですよ。
淹れたてはローソンだけ?他コンビニとの違い
コンビニコーヒーで、「淹れたて」のカフェインレスが飲みたい!と思ったら、2025年現在、ほぼローソンの「マチカフェ」一択かなと思います。
他のコンビニ、例えばセブンイレブンやファミリーマートでも、カフェインレスの選択肢が全くないわけではありません。冷蔵コーナーにチルドカップのデカフェ(カフェインレス)ラテが並んでいたり、ドリップバッグやインスタントコーヒーの棚にデカフェ商品が置いてあったりすることは増えてきました。
でも、お店のマシンで一杯ずつ淹れる「淹れたて」のホットコーヒーやアイスコーヒー、カフェラテをカフェインレスで提供しているのは、大手チェーンではローソンが先駆者であり、今も中心的な存在ですね。
この「時間やシーンを問わず、飲みたい時にすぐ淹れたてが飲める手軽さ」こそ、ローソンのカフェインレスの最大の魅力だと私は思います。他のコンビニコーヒーとの違いについては、飲み比べた記事もあるので、よかったらそちらも参考にしてみてください。
カフェインレスのメニューと値段一覧
ローソンのマチカフェで提供されているカフェインレスメニューは、基本の4種類です。それぞれの値段やカロリーの目安を一覧表にまとめてみました。
ラインナップは非常にシンプルで、「ブラック」と「ラテ」、それぞれに「ホット」と「アイス」がある、という構成ですね。
| メニュー名 | サイズ | 価格(税込) | カロリー(目安) |
|---|---|---|---|
| カフェインレス コーヒー | S | 170円 | 約6kcal |
| カフェインレス アイスコーヒー | M | 220円 | 約5kcal |
| カフェインレス カフェラテ | M | 220円 | 約90kcal |
| カフェインレス アイスカフェラテ | M | 220円 | 約78kcal |
※上記は2025年11月時点での情報です。
※価格やカロリーは、地域や店舗、時期によって変動する可能性があります。
※ご注文の際は、必ず店頭の価格表や公式サイトで最新の情報をご確認ください。
基本的なコーヒーとカフェラテ、それぞれホットとアイスが揃っているのが嬉しいポイントですね。面白いのは、ホットのブラック(カフェインレス コーヒー)はSサイズのみ、それ以外のアイスコーヒーやラテはMサイズのみ、というサイズ展開になっていることが多い点です(※店舗によるかもしれません)。
ラテ系がMサイズなのは、ミルクも入って満足感のある量で楽しんでほしい、ということなのかな?と個人的には思っています。
ホットとアイスの味は?口コミを調査
「でも、デカフェって味が薄かったり、美味しくなかったりするんじゃ…?」と心配な方もいるかもしれませんね。私も最初はそう思っていました。
ですが、私個人の感想としては、思った以上に本格的で美味しいというのが正直なところです。もちろん、カフェイン入りのガツンとくるコーヒーとは少し違いますが、これはこれで一つの「美味しいコーヒー」として確立されている感じがします。
カフェインレス コーヒー(ホット)
ホットのブラックコーヒーは、酸味がかなり抑えられていて、まろやかな口当たりが特徴かなと思います。コロンビア産のアラビカ豆を100%使っている(時期によって豆は変わるかもですが)そうで、そのおかげか、優しい甘みやコクが感じられます。
ガツンとくる苦味や深いコクというよりは、優しくて飲みやすい、ホッとする味わいですね。デカフェにありがちな「味が抜けたような物足りなさ」は、私はあまり感じませんでした。後味もスッキリしているので、食事と一緒でも邪魔しなさそうです。
カフェインレス アイスコーヒー
アイスは、ホットよりもさらにスッキリとした飲み口ですね。ゴクゴク飲める軽やかさがあります。暑い日なんかは最高ですね。
ただ、これはアイスコーヒー全般に言えることですが、氷が溶けてくると少し薄く感じやすいかもしれません。特にデカフェは元々がマイルドな味わいなので、氷が溶ける影響をより感じやすいのかも。購入したら、なるべく早めに飲み切るのが美味しく飲むコツかなと思います。
SNSなどでの口コミ・評判
他の方の感想を見ても、私と同じような印象の方が多いようです。
- 「デカフェなのにちゃんとコーヒーの風味がして美味しい」
- 「夜にコーヒーが飲めるのが本当に最高すぎる」
- 「酸味が苦手だから、むしろ普通のコーヒーより好きかも」
- 「妊娠中・授乳中のオアシス。ローソンありがとう…」
といった、好意的な意見が目立ちますね。特に「夜に飲める」「妊娠・授乳中に助かる」という、カフェインレスならではの価値を感じている人が多い印象です。
カフェラテのミルク感や甘みについて
ローソンのマチカフェといえば、コーヒー豆だけでなく、ラテに使う「ミルク」にもこだわりがあるのが特徴ですよね。カフェインレスのカフェラテも、その恩恵をしっかり受けています。
私の感想ですが、カフェラテ(ホットもアイスも)は、ミルクの自然な甘みとコクがしっかり感じられます。カフェインレスのコーヒー豆が元々マイルドな味わいなので、ミルクの風味を邪魔せず、うまく調和している感じがしますね。
コーヒーの風味とミルクのバランスがすごく良くて、「これでカフェインレスなの?」と驚くくらいの満足感があります。
ホットとアイス、どっちがおすすめ?
個人的には、砂糖を足さなくても、ミルクの甘みだけで十分美味しく飲めるかなと思います。特にホットは、ミルクの甘みが引き立ってホッとしますね。
アイスラテも、スッキリしつつちゃんとミルクのコクがあって美味しいです。「コーヒーは飲みたいけど、苦いのはちょっと…」という方や、小腹が空いた時にも、このカフェラテはおすすめしやすいですね。
このまろやかなラテは、ローソンのスイーツとも相性が良さそうです。
簡単!マチカフェでの注文方法と買い方
マチカフェの買い方って、セルフサービスだし、特に初めてだと「どうすればいいの?」とちょっと戸惑いますよね。でも、カフェインレスの注文は意外と簡単です。手順を追って説明しますね。
- レジで直接注文するまず、レジに行って「カフェインレスのホットコーヒーください」や「カフェインレスのアイスラテをください」と、飲みたいメニューをはっきり伝えます。
- カップを受け取る注文すると、店員さんが対応するサイズのカップ(アイスの場合は氷入りのカップ)を渡してくれます。この時に会計も済ませます。
- マシンにセットするコーヒーマシンに行き、受け取ったカップを正しい位置(イラストなどで示されています)にセットします。ホットとアイスで置く場所が違うマシンもあるので注意です。
- 「カフェインレス」専用ボタンを押すここが一番大事です!マシンには「コーヒー」「カフェラテ」など色々なボタンがありますが、必ず「カフェインレス」と書かれた専用のボタン(またはメニュー画面)を選んで押してください。マシンの機種によっては、タッチパネルで「カフェインレス」を選んでから「ラテ」や「コーヒー」を選ぶタイプもあります。
- 抽出されたら完成!自動で抽出が始まるので、終わるまで待ちます。抽出が終わったら、フタやストロー、必要な方は砂糖やミルク(※ラテ以外)を取って完成です!
押し間違いに注意!
万が一、間違えて普通の「コーヒー」ボタンを押してしまうと、もちろんカフェイン入りのコーヒーが出てきてしまいます。カフェインレスのカップなのに中身は違う…ということになってしまいます。
ボタンの位置や表示はマシンの機種によって本当に様々なので、よく確認してから押してくださいね。もし「あれ?」と思ったら、抽出が始まる前にキャンセルボタンを押すか、すぐに店員さんに相談するのが一番だと思います。
もし分からなければ、遠慮なく店員さんに「カフェインレスのボタンはどれですか?」と聞いてみるのが一番早いと思いますよ。
ローソン「カフェインレス」の安全性と疑問
手軽で美味しいのは分かったけど、「どうやってカフェインを抜いてるの?」とか「安全性は大丈夫?」といった、もう少し踏み込んだ疑問も気になるところですよね。特に妊婦さんや授乳中の方は、デリケートな問題だと思います。
カフェイン除去方法とカット率を解説
カフェインレスコーヒーのカフェイン除去方法には、いくつか種類があります。昔は「有機溶剤(化学薬品)」を使う方法もありましたが、最近は安全性や風味の観点から、別の方法が主流です。
ローソンがどの方式を公式に発表しているかは時期によりますが、一般的にコンビニや大手メーカーで採用されているのは、以下のような化学薬品(有機溶剤)を使わない安全性の高い方法です。
- スイスウォータープロセス:水だけを使ってカフェインを溶かし出す方法。安全性が高いのが特徴です。
- 超臨界二酸化炭素抽出法:二酸化炭素に高い圧力をかけて「超臨界流体」という状態にし、それを使ってカフェインだけを選択的に抜き取る方法。風味も損なわれにくいとされています。
これらの方法は、コーヒー豆本来の風味を損なうことなく、カフェインだけを除去できるというメリットもあります。
カフェインのカット率
ローソンのカフェインレスは、「カフェインを97%以上カット」とされています。これは、カフェインがゼロ(ノンカフェイン)ではないですが、大部分が除去されていることを意味します。
メニュー別カロリーと糖質は?
ダイエット中や糖質制限中の方は、カロリーや糖質も気になりますよね。先ほどの表の補足になりますが、糖質(炭水化物)の目安も見てみましょう。
カフェインレス コーヒー(ホット/アイス)
カロリーは10kcal未満、糖質もほぼ0gです。これは嬉しいですね。ブラックで飲む限りは、ダイエット中でも糖質制限中でも全く問題なく楽しめます。
カフェインレス カフェラテ(ホット/アイス)
カロリーは約80〜90kcal、糖質は約10g前後(Mサイズ目安)です。このカロリーと糖質は、主に「牛乳」に含まれる「乳糖」によるものです。砂糖を加えていなくても、ミルク自体に糖質が含まれているんですね。
ブラックコーヒーなら気にせず飲めますし、カフェラテも「ちょっと小腹が空いた時のおやつ代わり」と考えるなら、そこまで高すぎる数値ではないかな、と私は思います。とはいえ、糖質を厳しく制限している方は、ラテは避けてブラックにしておくのが無難かもしれませんね。
カスタムには注意
もちろん、これにガムシロップや砂糖を追加すれば、その分カロリーと糖質はアップします。甘くして飲みたい時は、入れすぎに注意しましょう。
正確な栄養成分については、ローソンの公式サイトや店頭の表示で確認するのが一番確実です。
妊婦さんや授乳中でも飲んで平気?
これは、私が友人(妊婦さん)にもよく聞かれる、とても大事な質問です。
先ほども触れた通り、ローソンのカフェインレスはカフェインを97%以上カットしています。そのため、一般的には、妊婦さんや授乳中の方がコーヒーの代わりに楽しむ選択肢として、比較的安心しやすいとされています。
カフェインをずっと我慢しているストレスも良くないですし、「どうしてもコーヒーが飲みたい!」という時に、ローソンで手軽に買えるのは本当に助かりますよね。
ちなみに、厚生労働省などの情報でも、妊婦さんがカフェインを摂取する場合の目安量(例えば英国食品基準庁(FSA)では1日200mgまでを推奨)が示されていることがありますが、ローソンのカフェインレス(仮に通常のコーヒーの3%)なら、その基準値と比べてもかなり低い量に抑えられます。
【重要】飲む前に必ずご確認ください
ただし、絶対に忘れてはいけないのは、ローソンの商品は「カフェインレス(カフェインが少ない)」であり、「ノンカフェイン(カフェインゼロ)ではない」ということです。ごく微量ですが、カフェインは含まれています。
体調やカフェインの感受性には大きな個人差があります。また、一日にどれくらいの量なら大丈夫か、という基準も人によって異なりますし、デカフェであっても飲み過ぎは良くありません。
もし不安がある場合は、自己判断せず、必ずかかりつけのお医者様や専門家にご相談の上、飲むかどうか、どれくらい飲むかを決めるようにしてくださいね。
注意!取り扱いがない店舗の見分け方
「よし、ローソンに行こう!」と思っても、残念ながら全てのローソンでカフェインレスが買えるわけではありません。
見分けるポイントは、まず「MACHI café (マチカフェ)」の看板やのぼりがあるお店であることです。セルフ式のコーヒーマシンが設置されている店舗ですね。マチカフェ自体がないお店(例えばローソンストア100など)では、当然ながら取り扱いはありません。
ただし、やっかいなことに、マチカフェがあっても、カフェインレスメニューは導入していない店舗も存在します。私も出先で「あ、ここのローソン、カフェインレスのボタンが無い…」と残念な思いをしたことが何度かあります。
マシンの種類が古かったり、地域的な需要の問題だったりするのかもしれませんね。
確実な見分け方:公式サイトでの店舗検索
一番確実なのは、ローソンの公式サイトにある「店舗検索」を活用する方法です。
- ローソンの公式サイトにアクセスします。
- 「店舗検索」ページを開きます。
- 地域を選択するか、フリーワードで検索します。
- 検索条件の「絞り込み」や「こだわり条件」といった項目から、「MACHI café」さらに「カフェインレスコーヒー」といった項目にチェックを入れます。
- これで検索すれば、取り扱いのある店舗だけを表示させることができますよ。
行く前にチェックしておくと、「せっかく行ったのに無かった…」という悲劇を防げます。
チルドカップタイプのデカフェ情報
「近所のローソン、マチカフェがない…」「マシンがメンテナンス中だった…」そんな時は、諦める前に冷蔵コーナーの「チルドカップ飲料」もチェックしてみてください。
マチカフェの淹れたてとは別ですが、ローソンのプライベートブランド「Uchi Café」や、他の飲料メーカーから「デカフェ」や「カフェインレス」のカフェラテなどが販売されていることがあります。
これらは季節限定だったり、入れ替わりが早かったりするので、「必ずある」とは言えませんが、淹れたてにこだわらなければ、こちらも良い選択肢になるかなと思います。
チルドカップのメリットは、なんといっても手軽さ。フタもついているので、持ち運びにも便利ですね。ただし、多くは甘みがついたカフェラテタイプなので、ブラックコーヒーが飲みたい時には向かないかもしれません。
総括:ローソンのカフェインレスは試す価値あり
ここまで、ローソンのカフェインレスコーヒーについて、メニュー、味、買い方から安全性まで詳しく見てきました。
個人的な結論としては、ローソンのカフェインレスは「試す価値大いにあり!」ですね。
なにより、淹れたてのコーヒーやカフェラテを、カフェインを気にせず手軽に楽しめるという点が、他のコンビニにはない大きな魅力です。味も、デカフェと聞いて想像するような物足りなさは少なく、特にカフェラテはミルクのコクと合わさって満足度が非常に高いと思います。
こんな時に特におすすめ!
- 夜、寝る前だけどコーヒーが飲みたい時
- 妊娠中や授乳中でカフェインを控えている時
- カフェインを摂ると体調が悪くなりやすい方
- 1日に何杯もコーヒーを飲むけれど、総量を抑えたい時
カフェインを控えている方はもちろん、「今日はもうカフェイン摂りすぎたかな?」という日にも、ローソンのカフェインレスは心強い味方になってくれるはずです。ぜひ一度、試してみてくださいね。